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2023.11.10
「ウイスキーのトリビア」についてDEゴザル
お酒買取専門店DEゴザル 新宿御苑駅前店 店長DEゴザル❕
本日は「ウイスキーのトリビア」についてDEゴザル🐵
世間はさまざまなニュースであふれていますが、ウイスキー好きが気になるニュースといえば、時折発見されるオールドボトルの話題。
中には100年以上前につくられたオールドボトルが見つかったケースも。
それほど古いウイスキー、いったいどんな味がするのでしょうか?
今回は夢とロマンのウイスキーの話を紹介致します。
最初にご紹介するのは、カナダにある五大湖のひとつ、ヒューロン湖で見つかった沈没船から引き揚げられたウイスキーです。
この沈没船は、1913年に嵐で沈没したカナダの貨物船SS レジーナ号。
その後、1986年に初めて船内の荷物が一部引き揚げらた際、ウイスキーやシャンパンなどの酒類が見つかり、1988年にニューヨークのクリスティーズに出品され、1本90ドルで落札されました。
さらに、2013年には、沈没からちょうど100年ということで、さらに引き揚げられた酒類が別のオークションに出品されました。
この中にはスコッチウイスキーのホワイト&マッカイが3本、デュワーズが2本、そのほか、シャンパンも含まれていたそうです。
どちらも昔からアメリカではメジャーなスコッチの銘柄ですが、保存状態は不明で飲めるかどうかはある意味で賭けに近いものだとか。
しかし、100年前のウイスキーには変わりありません。抜栓した中身は、夢か、ロマンか、それとも…。
その後の詳細は不明ですが、男には大変ロマン溢れる話ですね。
このような船の難破により海底に沈み、意図せず熟成を重ねたウイスキーは「sunken scotch(沈没スコッチ)」と呼ばれます。
沈没船のお話は他にも複数御座いますが、なんと令和に突入した今でもロマンあふれる話が御座います。
それは、1854年12月のある不運な夜。
蒸気船ウェストモーランド号(The Westmoreland)は、ミシガン湖北部の冷たい水域で沈没。
死者数は17人に上り、積荷のウイスキー樽 約280本も水底に沈みました。
この貴重な貨物は、2010年に難破船ダイバーのロス・リチャードソンがウェストモーランド号の残骸を発見するまでほぼ忘れられておりました。
そして、船の残骸は、ミシガン州のプラット湾内、深水約61メートルで見つかりました。
この水域は水温が低く穏やかであることから船の保存状態は驚くほど良く、これまで見つかった19世紀の難破船の中でも最高水準だったといいます。
船内には今も積荷のウイスキー樽が残されており、ガラスの瓶ではなく木だるに入っていることから、残っているウイスキーの量や質は保証できないが、その価値は相当なものになるだろうとのこと。
2021年には、スコットランド沖で難破したSSポリティシャン号から引き揚げられたスコッチウイスキーのボトル1本が競売にかけられ、1万2925ポンド(約210万円)の値が付きました。
ミシガン湖に沈む280本の樽からは、運が良ければ最大で5万6000本のウイスキーが抽出できる計算になり、仮に1本の値段がSSポリティシャン号のウイスキーと同じなら、総額は1170億円以上となる。
英大衆紙ザ・ミラーは今月、リチャードソンの話として、1854年当時のとうもろこし品種は現在のものと大きく異なっていたため、ウイスキーの味も違う可能性があると指摘。
地元蒸留所も科学調査のためにウイスキーの回収を望んでいるそうです。
状態が良ければ、1850年代の復刻版ウィスキーが飲める可能性もゼロではありません。
気長にはなりますが、続報がたのしみです。