買取日

2025.05.19

ウィスキー

メーカーズマーク Maker’s Mark セラーエイジド 2024リリース 高価買取致しました！

メーカーズマーク
メーカーズマーク（Maker’s Mark）は、アメリカ・ケンタッキー州で生産されるプレミアムバーボンウイスキーで、その独特な味わいとハンドメイドのこだわりで世界的に愛されています。
1953年、ビル・サミュエルズ・シニアが創業し、ケンタッキー州ロレットにある小さな蒸溜所で製造が始まりました。
この蒸溜所は、米国国定史跡に指定されるほど歴史的価値が高く、ヴィクトリア様式の美しい建物が特徴です。
メーカーズマークの最大の特徴は、原料にライ麦の代わりに赤冬小麦を使用すること。これにより、従来のバーボンに比べてまろやかで柔らかい味わいが生まれます。この革新は、ビル・サミュエルズが「飲みやすいバーボン」を目指した結果であり、試行錯誤の末に完成したレシピは現在も厳守されています。

メーカーズマークの製造プロセスは、少量生産と手作業にこだわっています。例えば、ボトルに施される赤い封蝋は、1本1本手作業でディップされ、どのボトルも微妙に異なる仕上がりになるのが特徴。この封蝋は、ビル・サミュエルズの妻マージーが考案したデザインで、ブランドの象徴となっています。
また、蒸溜所ではバレルをリックハウス（熟成庫）で回転させ、温度差による熟成のバラつきを均一化する独自の手法を採用。これにより、一貫した品質が保たれます。熟成期間は通常6～8年で、ケンタッキーの寒暖差の激しい気候がバーボンの風味を深めます。

味わいは、キャラメルやバニラ、フルーツの甘みとオークのスパイスが調和した、滑らかでバランスの良いプロファイルが特徴。
アルコール度数は通常45％で、飲みやすさが重視されています。
メーカーズマークはストレートやオン・ザ・ロック、カクテル（特にマンハッタンやオールドファッション）で楽しむのに最適で、初心者から愛好家まで幅広い層に支持されています。近年では「メーカーズマーク46」やプライベートセレクションなど、特別な後熟技術を用いた製品も展開し、ブランドの革新性を示しています。

メーカーズマークは日本でも人気が高く、1960年代から輸出が始まった最初の市場の一つです。
サントリーが販売代理店を務めており、日本のウイスキー文化とも深い繋がりがあります。
環境への配慮も進めており、蒸溜所では持続可能なエネルギー利用や廃棄物削減に取り組んでいます。
このように、メーカーズマークは伝統と革新を融合させ、クラフトバーボンの代表格として世界中で愛され続けています。

セラーエイジド 2024リリースについて
メーカーズマーク セラーエイジド 2024は、メーカーズマークの最高級ラインとして2024年に限定リリースされた超長期熟成バーボンです。
このシリーズは、通常のメーカーズマーク（6～8年熟成）を超える11～12年の熟成期間を誇り、ブランド史上最も長い熟成期間の製品として注目を集めています。
2024年版は、12年熟成の原酒87％と11年熟成の原酒13％をブレンドし、アルコール度数59％（カスクストレングス）でボトリングされています。

セラーエイジドの特徴は、ケンタッキー州の寒暖差の激しい気候での長期熟成の課題を克服するため、2016年に新設されたライムストーン（石灰岩）セラーでの追加熟成にあります。通常の熟成庫で6～8年熟成したバレルを、年間を通じて10℃前後に保たれた低温のライムストーンセラーに移し、3～6年の追加熟成を行うことで、タンニン（苦み）の析出を抑え、メーカーズマーク特有のまろやかさと華やかな香りを最大限に引き出しています。この低温熟成は、ケンタッキーの過酷な気候下で長期熟成が難しいバーボンにおいて革新的な手法です。

テイスティングノートによると、香りはアプリコット、桃、プラムなどの熟した果実が際立ち、味わいは上質なバニラ、紅茶のようなまろやかさ、熟した果実の甘みが特徴。余韻は滑らかで、複雑な香味が長く続く、奥深い仕上がりとなっています。このプロファイルは、通常のメーカーズマークの柔らかさを継承しつつ、長期熟成による深みと複雑さを加えたものです。

セラーエイジドはその希少性からオークションサイトでは高値で取引される場合もあり、コレクターやバーボン愛好家の間で話題となっています。

セラーエイジド 2024は、メーカーズマークの伝統を守りつつ、長期熟成の新たな可能性を示す逸品です。
ストレートでじっくり味わうか、少量の加水で香りを開かせて楽しむのがおすすめです！！