買取日

2025.10.09

お酒買取専門店DEゴザル本店にて

ドンペリニヨン レゼルヴ ド ラベイ ゴールド 2003 高価買取致しました！！

 

 

ドンペリニヨンは、フランスのシャンパーニュ地方で生まれたプレステージ・キュヴェの代表格です。

 

1668年に修道士ピエール・ペリニオンが、ぶどうの収穫から瓶詰めまで一貫して管理する

「単一ヴィンテージ」のシャンパンを生み出したのが始まりです。

モエ・エ・シャンドン社が1936年にブランド化し、現在はLVMHグループ傘下で世界中のセレブリティに愛されています。

ピエール・ペリニオンは1638年頃、フランスのシャンパーニュ地方サント＝メヌー（Sainte-Menehould）に生まれました。

明確な誕生日は記録に残っていませんが、洗礼記録から1638年または1639年と推定されます👶

彼の父は地方の書記官、母は裕福な家庭の出身で、7人兄弟の1人として育ちました。

当時のシャンパーニュ地方は、フランス東部の農村地帯で、ワイン生産が盛んでしたが、品質は不安定でした。

幼少期のピエールは、地元のイエズス会学校で教育を受け、ラテン語や神学を学びました。

聡明で観察力に優れ、ぶどう畑に囲まれた環境からワインへの興味を早々に抱いたとされます。

1658年、20歳頃にベネディクト会のオートヴィル修道院（Hautvillers Abbey）に入り、修道士としての道を歩み始めます。

この修道院は、シャンパーニュ地方の中心に位置し、ぶどう栽培とワイン造りの拠点でした。

ピエールは修道士になる前、地元のぶどう畑で働く農民からワインの基礎を学んだ可能性があります。

当時の修道院は、ワインを神への捧げ物として重視し、経済的にもワイン販売に依存していました。

レゼルヴ・ド・ラベイは、そんなドンペリニヨンの「隠れた至宝」

通常のドンペリニヨン・ヴィンテージが7〜8年熟成されるのに対し、

レゼルヴドラベイは約20年以上の長期リー・エイジング（澱との接触熟成）を経てリリースされます。

 

ラベイ（Abbaye）はフランス語で「修道院」を意味し、創始者ピエール・ペリニオン修道士の修道院を讃えるネーミングです。

まるで中世の修道院の地下貯蔵庫から蘇ったような、神秘的なイメージです。

生産はヴィンテージごとに限定的で、フランスと日本でのみ流通。

日本市場では特に人気で、ゴールドのラベルから「ゴールド」との愛称がつきました。

豆知識：レゼルヴ・ド・ラベイのボトルは、通常のドンペリニヨンより少し重みがあり、木箱入り。

開栓時の「ポン！」という音が、まるで修道士の祈りの鐘のように響くと言われます。

価格は10万円を超える高額品ですが、投資対象としても注目され、X（旧Twitter）では買取情報が頻繁に投稿されています。

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生産の秘密✨20年の沈黙と職人技

シャンパーニュ地方のグラン・クリュ畑（特級畑）から厳選されたぶどうだけを使います。

シャルドネはアヴィーズ村のクリーミーな酸味を、ピノ・ノワールはヴェルジーの構造を与えます。

収穫は手作業、プレスは垂直式で優しく。

一次発酵後、澱と一緒に瓶詰めし、20年以上セラーで熟成。

ドザージュ（甘味添加）は最小限で、ブリュット（辛口）スタイルを保ちます。

 

通常のドンペリニヨンがP1（初リリース）とP2（12年後再リリース）があるのに対し、

レゼルヴ・ド・ラベイはP3相当の超長期熟成となります。

泡は細かく、クリーミー。ボトルはダークグリーンで、光を遮断し熟成を保護します。

💡豆知識💡

熟成中、澱がワインに複雑さを与えますが、除去せず瓶詰めを行っています。

開栓時は「リディソルビング」（澱除去）不要で、熟成の恩恵をダイレクトに味わえます。

環境負荷を減らすため、ドンペリニヨンはサステナブル農法を推進。

レゼルヴ・ド・ラベイのぶどう畑は、生物多様性を守る「ビオダイバーシティ」認証を取得しています。

 

 

 

ゴールドの秘密✨

ラベルが金色なのは、修道院の黄金の光を象徴しています。実際、ボトル内は黄金色の輝きを放ちます。
日本限定の縁🗾

日本市場向けに特別調整されたわけではなく、輸入量が多いため人気。2025年のX投稿では、空箱すらコレクターアイテム。

ペアリングの妙🍾

カニやロブスターに抜群。貝類の甘みが、ワインのクリーミーさを引き立てます。デザートにはフォアグラのテリーヌがおすすめです。

買取させていただいた2003年のヴィンテージは
温暖年でリッチな味わい。アプリコットとヘーゼルナッツの味わいとなっているようです✨

 

1970年代、モエ・エ・シャンドンのセラーで発見された古酒をヒントに、長期熟成の可能性を探求。

1980年代に初リリースされたのが、1982年ヴィンテージ（非公式）で、正式デビューは1988年となります。

以後、選りすぐりのヴィンテージのみが選ばれます。

名前の由来は、修道院の「アベイ」貯蔵庫。

ドンペリニヨンのチェフ・ド・カーブ（醸造責任者）リチャード・ジョフリエが「時間そのものを瓶に封じ込めた」と語っています。
ちなみに👀‼

 

ドンペリニヨンはジェームズ・ボンド映画で登場し、007の象徴となりました。

レゼルヴ・ド・ラベイも、2000年代のハリウッドパーティーで振る舞われ、セレブの間で話題に。

2025年現在、公式サイトでは過去の遺産として紹介され、新リリースは予定なし。希少ゆえに、オークションでプレミアがつきます。

修道士ピエール・ペリニオンは「赤い服を着た女にキスするようなワイン」を理想としました。

これはピノ・ノワールの赤い果皮を指し、レゼルヴ・ド・ラベイのブレンド比率（シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%）に反映されています。

修道士の生涯はわずか80年でしたが、彼の遺産は今もシャンパーニュの聖地を照らしています。

ピエールは晩年も修道院でワイン造りに専念。1715年、77歳頃にオートヴィルで亡くなりました。

彼の死後、修道院のワインは「ドンペリニヨン（Dom Pérignon）」として知られるようになり、彼の名は世界に広まりました。

ピエールの生涯は、修道士としての信仰と、ワイン造りへの情熱が交錯する物語です。

彼は金銭や名声には無関心で、修道院の繁栄と神への奉仕を優先しました。

しかし、彼の技術革新は、シャンパーニュ地方の経済を活性化し、フランスの文化遺産を築きました。

ピエールの墓はオートヴィル修道院にあり、観光名所として公開されています。墓碑には「シャンパンの父」と刻まれ、巡礼者が訪れます。

 

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