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お酒買取専門店DEゴザル　福岡本店　店長DEゴザル！

本日は、「モルトの香水」とも称されるウイスキーシリーズ最高峰！「スプリングバンク(Springbank)　30年」についてDEゴザル🐵

スプリングバンクについて

スプリングバンク蒸留所はスコットランドのキャンベルタウンにあるスコッチ・ウイスキーの蒸留所で、フロアモルティングやキルン塔を使った製麦などの伝統的製法を今もなお続けている稀有な蒸留所として知られており、「スプリングバンク」「ヘーゼルバーン」「ロングロウ」という3種類のシングルモルトウイスキーを製造している。

スプリングバンク蒸留所は1828年にレイド家によってキャンベルタウンに設立された。
その後、1837年にはレイド家の姻族であるミッチェル家のジョン・ミッチェルとウィリアム・ミッチェルが所有者となった。

1872年にはミッチェル兄弟の仲違いにより、弟のウィリアム・ミッチェルがグレンガイル蒸留所を同じくキャンベルタウン内に設立し独立しました。

その後19世紀後半にかけてキャンベルタウンのウイスキー作りは最盛期を迎えました。
キャンベルタウンの位置するキンタイア半島は陸路の便こそ悪いものの、イギリス有数の良港であり、グラスゴーという大都市が近く、アメリカやカナダへの輸出もしやすい立地にありました。そのため、当時ウイスキーブームが起こったイギリス国内向けや一大市場である米国向けに生産規模を拡大していきました。

しかし、第一次世界大戦、世界恐慌、アメリカの禁酒法、地元の石炭の枯渇に伴う燃料費の高騰などを受けてキャンベルタウンのウイスキー作りは急速に衰退しました。
また、ベビー、オイリー、パワフルなキャンベルタウンウイスキーよりも、ライトで華やかなスぺイサイドウイスキーが好まれるようになっており、しかも狭いエリアに家族経営の小規模蒸留所はひしめき合うように乱立していたキャンベルタウンは環境汚染が深刻化していたため、ハイランドやスぺイサイドなどの他地域のウイスキーに品質面で差をつけられてしまいました。
その結果、相次いで蒸留所が閉鎖し、1920年には20あった蒸留所が1934年にはわずか2箇所まで減ってしました。

このような波乱の歴史の中にありながら、実質的な創業家であるミッチェル家がＪ＆Ａミッチェル社として現在もなお同蒸留所を所有し続けており、スコッチウイスキーの蒸留所として珍しく独立した経営を保ち続けていました。これはひとつのファミリーが経営を続けているスコッチウイスキーの蒸留所の中で最古の蒸留所です。

1972年にはインディペンデント・ボトラーのウィリアム・ケイデンヘッドを買収した。

1998年にスコッチウイスキー協会(SWA)がスコッチウイスキーの生産地区の見直しを行い、当時蒸留所2箇所(スプリングバンク、グレンスコシア)しかなかったキャンベルタウンを生産地名称から外すことを発表しました。一方で当時3箇所しか蒸留所がなかったローランド地方は名称が残されていたため、これに強く反発したスプリングバンクは、1925年に閉鎖したグレンガイル蒸留所の建屋を買い取り、2004年12月、79年ぶりにグレンガイル蒸留所を復活させた。これによってキャンベルタウンは生産地名称を存続しています。
なお、同蒸留所の生産工程はスプリングバンクの従業員が兼務しており、9月－12月の4か月間のみの生産を行っています。

スプリングバンク　30年とは

世界でわずか1,400本の限定リリースで、日本への入荷は120本と希少なウイスキーです。

スプリングバンクは、軽くピートを焚き込んだ麦芽を使用し、2回半蒸留で造られるシングルモルトです。
スプリングバンク　30年は、2回半蒸留後、バーボン樽原酒85％、シェリー樽原酒15％を使用したシングルモルトです。

香りは華やかなトロピカルフルーツの香りが広がり、徐々にバニラへと変化していきます。
口に含むと、口当たりは軽やかで繊細で、味わいはマーマレード、プルーン、シャーベットアイス、ココナッツ
繊細なピートスモークと共にフルーツの味わいが広がり、フィニッシュにはちみつ、ミントが加わった味わいです。

スプリングバンクの種類

・スプリングバンク　10年

スプリングバンク蒸留所のフラグシップボトルです。
ウイスキー愛好家からは「モルトの香水」と称されている銘柄です。
キャンベルタウンの蒸留所から生まれる塩辛い味わいが特徴的です。甘みもあって程よく飲みごたえもありバランスの取れたウイスキーです。

・スプリングバンク　12年　カスクストレングス

数量限定で定期的にリリースされているボトルで、12年以上熟成させたバーボン樽とシェリー樽の原酒を50％ずつブレンドしています。
スプリングバンクの原酒本来の味わいを楽しめるシリーズとして、ファンから人気の高いボトルです。

香りは甘く、花の蜜のように華やかです。砂糖菓子、ドーナッツ、ママレード、かすかにオレノガやラベンダーのような香りがします。
味わいは、スプリングバンクらしい塩味にバタースコッチキャラメル、糖蜜のこってりした甘みにオレンジ、スパイスの効いたプレッツェルが広がり、フィニッシュには、ミルクチョコレート、コーヒーの味わいが広がります。

・スプリングバンク　15年

スプリングバンク15年は、100％シェリー樽で熟成した原酒のみを合わせたウイスキーです。
ダークチョコレートの豊かな香りと濃厚な甘さ、それに加えてスプリングバンクらしい塩味が絶妙なハーモニーを生み出しています。

・スプリングバンク　18年

スプリングバンク15年はシェリー樽100％で造られていますが、18年はシェリー樽80％、バーボン樽20％の割合でブレンドされています。
シェリーの風味をメインに感じますが、バーボン樽原酒が加わることでなめらかな口当たりと余韻の複雑さを生み出しています。

まとめ

少量の加水で、複雑で厚みのある甘みのあとに残るピリッと刺激的な塩辛さは、スプリングバンクの特徴ともいえます。

ウイスキー通の中でも、知る人ぞ知っている＆人気のあるブランドで、近年では入手が困難になりつつあるスプリングバンク。

なかでもスプリングバンクの最高峰、30年熟成は、今後もなかなかお目にかかれなさそうです。

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