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2023.08.21
今回特集するのは薬草系リキュールの中でも苦みを特徴とするビターリキュール。
イタリア語で「アマ―ロ」と呼ばれるリキュール。
あまり日本においては親しみが少ないかもしれませんが、近年人気と注目が上がっているお酒です。
日本においても、その熱は高まっておりトレンドになることも。
今現在のバーシーンやコアなファンの間で人気を高めているビターリキュールを紹介します。
今回ご紹介するものの多くは昔からあるリキュールがほとんど。
バーに置いてあったり酒屋で買えるものを主にピックアップしてします。
カンパリ CAMPARI
最も有名なビターリキュールはやはりカンパリでしょう。
鮮やかな赤色が目に留まるカンパリはスーパーなどでも売られており、入手性が高いことも嬉しいポイントです。
ビターオレンジをはじめとした数々の薬草が使われており、その甘苦い味わいには60種類以上の材料が使われているようです。
カクテルの材料としてもよく用いられ、ネグローニ、アメリカーノなどの定番カクテルにも使用されています。
ソーダで割ったり、オレンジで割ったりと手軽に楽しめるのでパーティーに1本あると安心感あるボトルです。
イェーガーマイスター Jägermeister
ドイツのハーブリキュールで、その苦くて深みのある味わいが人気の1本です。
ドイツ版養命酒といったところでしょうか。
ジンジャー、シナモン・スターアニス・カルダモン・オレンジピール、カモミール、ラベンダー、サフラン、フェンネル、マテ、ミント…など56種類の草根木皮から作られています。
古くから薬酒として親しまれてきたイエーガーマイスターですが、近年は若者にも人気が高くクラブシーンでその存在感を大きなものとしています。
パーティーなどでショットで飲まれることも多いですが、家でじっくり味わうのもおすすめです。
スーズ SUZE
フランス原産のビターリキュールです。
見ているだけで元気になれそうな鮮やかな黄色をしています。
フランスでは食前酒として親しまれており、ピカソやダリが愛飲したリキュールとしても知られています。
主な原材料はリンドウ科の植物であるゲンチアナの根です。
ゲンチアナの根による苦みがこのリキュールのキャラクターになっており、他のビターリキュールに比べ爽やかさが前面に出る軽やかさが特徴です。
ロックやトニック割などで飲まれることが多いです。
フェルネット ブランカ FERNET BRANCA
酒屋などで買える入手性の高いビターリキュールの中で、最も苦いとされるのが「フェルネットブランカ」です。
イタリア・ミラノ発祥のリキュールでその歴史は1845年にまで遡ります。30種類のハーブやスパイスがブレンドされており、オーク樽で熟成されていることも特徴です。
リキュールではありますが甘みが少なく、強烈が苦みが印象的です。
人を選ぶリキュールかもしれませんが、好きな人にはたまらないアマ―ロです。
カクテルとの相性も良く、コーラ割などは人気の飲み方です。
カペレッティ ルタベン エリクシール CAPPELLETTI
フェルネットブランカよりも更に甘さが少なく、そしてより苦いアマ―ロの1つとしてこちら「カペレッティ ルタベン エリクシール」をご紹介します。
店舗ではなかなか入手は難しいかもしれませんが、ネットショップなどで購入可能です。
甜菜ベースのスピリッツにハーブを漬け込んで作られており、メイプルシュガーが使用されていますが、その甘さはほとんど感じられません。正確に表現するのなら、強烈な苦さが、かすかな甘さをかき消している、といった印象です。
「とにかく苦いもの」をお求めの方にはお勧めのアマーロです。
口の中に長く長く続く余韻は、間違いなく一度飲むと忘れられないリキュールといえます。
ウンダーベルグ UNDERBERG
バーでミニチュアサイズのこの小瓶をご覧になられたことはないでしょうか。
普通のボトルのミニチュアサイズではなくて、ウンダーベルクの定番スタイルです。
度数は44度あり、容量は20mlです。
ドイツ発祥のリキュールですが、ドイツでは嗜好品というよりかは健康のために飲まれる側面が強いです。消化促進や健胃効果があるといわれており、食後に瓶からそのままストレートで飲むのが一般的です。キオスクで買って仕事前にくいっと一本飲むスタイルも珍しくないようですが、一応お酒なので…。ひとまず日本ではあまりお勧めはしません
二日酔い防止効果があるとも言われていますが、ウンダーベルクそのものが44%のアルコールなのであまりお酒に強くない人には火に油になる可能性も…。
味わいとしては胃薬のような薬感があり、これもまた同様に好きな人にはたまらないお酒です。
ストレートではしっかりとした苦みや薬っぽさがあるので、ソーダ割にしたりジンジャーエールで割って飲まれることもあります。
お店では3本セットで販売されています。
ウニクム UNICUM
ハンガリーで親しまれているハーブリキュールです。
200年の歴史を持ち、ハンガリーのみならず世界中で愛されているリキュールです。
元はハプスブルグ家の医者は皇帝ヨーゼフ2世のために作った薬酒でした。
その際に皇帝は「これはユニークだ!」とこのリキュールを評しており、それがウニクムの名前の由来になっています。
深い苦みと甘さがありますが、そのバランス感が心地よく飽きないビターリキュールの一つです。
スカーレット SCARLET
最後は日本発のアマ―ロ!
近年その存在感を大きなものとしている伊勢谷酒造・スカーレットです。
1800年代のアマ―ロのレシピを参考に、日本で生まれた草根木皮をキーとして作られています。
またジャパニーズウイスキー樽を用いて熟成されており、イタリアの伝統的に日本らしさが重なるアマ―ロになっています。
また同社はヴェルデ・アマ―ロ(緑色のアマ―ロ)やミントが香るメンタ・アマ―ロもリリースしています。
日本において薬草系リキュール、ビターリキュールは決して親しみのある存在ではありませんでしたが、意欲的なリリースは話題になりました。
またその出来の良さも評判で、日本において質の高いアマ―ロが作られたことは大きな転換点にもなるかもしれません。
まとめ
ここにあげたものはビターリキュールの中でもほんの一例です。
薬草系リキュールの楽しさと難しさは飲んでみないと分からないということかもしれません。
使用される材料も日本においてはあまり馴染みのないものが多く、味の説明が難しくあります。
しかしその反面、自分と好みやピシャリと合うリキュールを見つけた時の感動は大きなものです。
近年、多様な酒類への関心が高まっておりリキュールもそれに漏れず当てはまります。
苦くて甘いアマーロ。この夏皆様も楽しんでみてはいかがでしょうか。